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ネパール釈尊館の正面には池がつくられており、その中央に安置されている「燃灯仏」が参拝者を迎えます。燃灯仏は、ディーパンカラ仏とも呼ばれます。はるか遠い昔に、釈尊が過去世において婆羅門(僧侶階級)の青年であった時に、燃灯仏を見て仏になる誓願を立て、これに対して、燃灯仏は、釈尊が未来に釈迦牟尼仏になる授記(修行者に対して将来必ず仏となることを予言し保証すること)を与えたという伝説がガンダーラ地方に伝わっています。 ネパールでは、燃灯仏が登場する大規模な行事(在家信者が僧侶に布施をする大規模な行事)が行われています。
ネパール釈尊館の入り口に立つ獅子像は、左が雄、右が雌の獅子で、悪霊や不信仰者の侵入を防ぐ守護像とされています。獅子像の大きく開いた口や鋭い歯、睨み付ける目が、その力を表しています。
ネパール釈尊館の外側の方杖[ほうづえ](支柱)には、仏陀像や観音像、釈迦弟子像など、様々な像が彫られています。また、四隅に描かれている獰猛な野獣は、寺院の屋根を支え、邪霊を防ぐ役目を担っていると言われています。
扉には、四体の仏や、釈迦弟子等が彫られており、優雅な彫刻の扉となっています。
ネパール釈尊館の扉には、トーランと呼ばれる半円形の彫刻があります。トーランの中央には般若波羅蜜多女神が彫られており、精緻な装飾であると同時に、結界を築く役割を果たしており、この場所が聖域であることを示しています。
ネパール釈尊館の周りには108個のマニ車が取り付けられており、それぞれには、マントラ(真言、あるいは、陀羅尼[だらに]と漢訳されます)が彫られています。館内に入るときは、正面からマニ車を廻しながら時計回りに周囲を巡って正面に戻り、左側の入り口から入ります。すべてのマニ車には、同じマントラが書かれた経文が納められており、マニ車を廻すと、経文を読んだことと同じ功徳があると言われています。